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23)自主休講

●雨の日というものは

雨の日、みなさんは嫌いですか?雨が降っていると外に出るのが億劫になって、自主休講したくなることもあるかもしれません。「自主休講」というのは、いってしまえば「講義をサボること」ですが、「いや普通に大学行けよ」とか、「そんなんだから落単するのでは?」といった声が聞こえてきそうです。


あくまで晴れの日に比べれば…というテイで、おおらかな心で読んでいただきたいのですが、雨の日の場合、まずどう足掻いてもどこか濡れます。傘という雨具を駆使したとしても、濡れるのは免れません。ガードがゆるすぎるというか、大雨や横殴りの雨に対する耐性がない道具ですから仕方のないことです。大学つく頃には下半身ビショビショです。さらには気圧のせいで頭痛が襲ってくることもあります。こんな日に大学に行きたくない!と思うのも無理はないでしょう。



●どうせ家にいるのなら

もしあなたが悩んだ末に「自主休講」するという選択肢をとるなら、少しでも罪悪感を減らす工夫をしてみるのもひとつの方法かもしれません (自主休講を勧めているわけではありません!念のため)。思い切って趣味に没頭するなり、読書する日にするといったことが考えられます。ちなみに、大学生の読書についてはこんなデータがあります (全国大学生活協同組合連合会, 2024)。


〈「第59回学生生活実態調査」(全国大学生活協同組合連合会, 2024) より引用〉



調査に参加した全学生の平均読書時間は1日30分程度(図の緑の点線)、少しでも読書する学生に絞ったとしても、平均読書時間は1日60分程度(図の青の実線)のようです。また、半数近くの学生が、まったく読書をしないようです(図の黄色の網掛け)。


講義やバイト、サークル、部活などで忙しいのに加えて、大半の大学生はスマホに取り憑かれており、読書から遠ざかっているのかもしれません。かくいう私も、正直読書はあまりしていないし、友達が読書しているところもほとんど見かけません…。でも、だからこそあえて読書してみることで、普段の生活からは得られないなにかを得られるかもしれません。ほら、晴耕雨読って言いますし。


なんにせよ、雨の日だからといってどよんとした気持ちにならずに、楽しくその日を過ごして、次の日に引きずらないようにしたいところです。



References



 

〈この記事を書いた人〉

倉谷聡

大阪大学工学部環境・エネルギー工学科2年。積読の消化タイミングを常に伺っている。

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