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19)落単

●落単の足音は自己管理の甘さから

みなさま、「落単」ってご存知でしょうか。これは、大学で講義などの授業を履修し、一定以上の成績を修めることで得られる「単位」を何らかの理由で落とすこと、を指します。授業の形態や回数にもよりますが、大学には1単位の授業や2単位の授業などがあります。「大学設置基準」という法律では、4年制の大学の場合、124単位以上を修得することが卒業の要件だと定められています。


単位の取得がどのくらい難しいかは、授業や担当する教員によってさまざまです。私自身、期末試験をヒィヒィ言いながら乗り越えなければならない講義を履修したこともあれば、出席さえしていればほとんど単位が「降ってくる」といっても過言ではない講義も受けたことがあります。成績の良し悪しは別として、ただ単位を取得するという基準で話をするなら、落単はたいてい自己管理の甘さが原因です。「落単」に忍び寄る隙を与えたあなたが悪いのです。



●偉そうに言っとりますけども

かくいう私にも落単の経験があります。1年後期の「力学」という物理学の講義でした。理由はとてもシンプルで、出席数が足らなかったのです。


「あー、なにかコロナとか重たい病気にかかってたとか?」

―― ……いえ、そういうわけではございません。


「えっ、講義サボってたってこと?」

―― ……概ねご認識の通りです。


なんのために大学生になったの?」

―― ……返す言葉もございません。


うーん、耳が痛いです。講義が1限だったことと、成績が期末試験のみで決まると思い込んでいたことから気の緩みが生じ、あまり行かなくなってしまいました。2年生となった現在、別の講義を履修することでしっかりとそのツケを払っております。受講者が私含め2人しかいないので、ある意味でとても贅沢で、個別指導塾のような感じになっています。



●基本に忠実に

基本的にちゃんと出席し、講義を聴き、テストやレポートなどの課題に応じていれば、落単なんてすることないです。真面目に大学生しましょう。



References



 

〈この記事を書いた人〉

理系

某国立大学2年。予想外の落単により、人生初の「血の気が引く」感覚を知った。

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