●早起きの難しさ
大学生にとって、早起きのなんと難しいことか。一人暮らしを始めた人は、強い信念をもって一人で起きなければならないし、中学高校とは違って、日によって時間割が違い、起きる時間がバラバラになりやすいことも早起きを難しくしているように思います。うっかり寝過ごしてしまって、1限の授業を欠席してしまう、なんてことは大学生の「あるある」かもしれません。
●十分な睡眠、取れてる?
早稲田大学の学生を対象に実施された調査によると、約30%の学生が「授業の半分以上の時間、居眠りしている」のだそうです (早稲田ウィークリー, 2020)。この背景には、大学生の多くが睡眠不足に陥っているという現状があるといいます。
では、なぜ大学生は睡眠不足に陥るのでしょうか。その理由は大学生の多忙化にあります。近年の大学生は、授業以外にも、バイトやサークル、部活動、インターンシップなどさまざまな活動を行っています。例えば、あなたがある部活動に所属しているとしましょう。朝練が毎日7時からあるとすると、それだけで6時や6時半など早くに起きなればなりません。また、あなたが実家暮らしで通学に1時間半かけているとすれば、1限の授業に間に合うためには、かなり早起きしなければなりませんし、授業や部活を終えてようやく帰宅するころには、かなり遅い時間になってしまうことでしょう。こうした要因が重なると、日常的に睡眠不足になってしまう可能性が高くなります。
かくいう私も、日常的に睡眠不足です。実は上の例は、私自身のことを指しています。朝活に関して言えば、高校1年生からやっていてもう5年目になるので、ある意味プロフェッショナルです。そんな私にとって、睡眠不足の解消においても朝活においても重要なのは、「早い時間に寝る」ことです。周りの友達やバイトのシフトに合わせる必要がある場合にはなかなか難しいかもしれませんが、いかに早い時間に寝ることができるかが勝負の分かれ目になってきます。
みなさんも忙しいかもしれませんが、仮眠など取りつつ頑張りましょう!
References
早稲田ウィークリー (2020). 早起きするとパフォーマンスが低下!? 健康に大学生活を送る睡眠法とは. https://www.waseda.jp/inst/weekly/feature/2020/05/18/74650/ (Accessed: 2024/8/9)
〈この記事を書いた人〉
中島規希
大阪大学工学部環境・エネルギー工学科2年。始発の電車は人が少なくてきもちいい。