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14)友達に電話

●思い出話に花が咲く✿

大学生になり、期待と不安を胸に始めた一人暮らし。慣れない環境ばかりで夜になると心細く、地元の友達にいきなり電話をかけることもあります。


卒業してそこまで経っていないのにだいぶ昔のことのように高校生活を振り返ったり、お互いの大学生活の近況報告をしたり。時間が経つにつれ、今話さなくてもよくない!?というような、どうでもいいことに話題が変わることもしばしばあります。「そういえば付き合ってたあの2人が別れた」「この前こんなアニメを見たんだけどさ…」「どうしよう!痩せないと!」とコロコロ話題が変わり、次の日には覚えていないような内容で延々と話し続けます。


かと思えば自分たちの将来について真剣な悩み相談になることもあり、突然夜中に2人で病みモードに入るなんてことも。けど、それも夜だからであって、寝て起きたらすっかりいつも通りに戻っています。


興奮のあまりつい声が大きくなってしまい、隣の部屋の人からクレームが来るのではないかとヒヤヒヤしますが、ボリュームを抑えて電話を続けます。


授業が1限からあるにも関わらず、電話をしていたらもう2時……。寝なきゃ!と、慌てて電話を切ります。たまに電話を切った後もメッセージのやりとりをしてしまい、「寝なよ!」と互いに言い合うなんてことも。寝ないと授業に支障をきたすのは分かっていても、どうしても楽しいことを優先してしまいがちです。


睡眠時間が減ってしまうことも多いけれど、元気をもらえたからがんばろう!という気持ちになります。



 

〈この記事を書いた人〉

きゃらめる

中京大学現社社会学部3年。寝ることが好き。

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