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77)ネット詐欺

●SNS上での金銭トラブル

現代を生きる私たちにとって、インターネットは生活必需品です。そのぶん、インターネットを巡る金銭トラブルも、より身近なものになっています。第59回学生生活実態調査によれば、大学生が入学後に遭遇した金銭に関する消費者トラブルには、以下のようなものがあります (全国大学生活協同組合連合会, 2024)。


〈金銭に関する消費者トラブルとその遭遇割合〉

  • 訪問販売・キャッチセールスによるトラブル 3.2%

  • マルチ商法によるトラブル 1.1%

  • SNS上での金銭トラブル 0.7%


また、SNS上でのトラブルには、金銭トラブル以外にも、「炎上・やりとりでのトラブル」(1.5%) や「個人情報流出トラブル」(0.8%) などがあります。



●SNSやインターネット上での詐欺などの犯罪にまきこまれないために

一見、「SNS上での金銭トラブル」は比較的少ないように見えますが、フィッシング詐欺被害などの場合、そもそも自分が被害にあっていること自体に気づかない場合もあります。警察庁のwebサイトにある「個別事案への対策」のページには、「フィッシング」「身に覚えのない有料サイトの料金請求」「サポート詐欺」「偽サイト・詐欺サイト」など、SNSやインターネット上での代表的な詐欺や犯罪行為とその対処法がまとめられていますので、ぜひ確認してみましょう (サイバー警察局, n.d.)。新しい技術が普及するたびに犯罪の手口も新しく生まれてきます。常に情報をアップデートしておくようにしましょう。


フィッシング:実在のサービスや企業をかたり、偽のメールやSMS (携帯電話のショートメッセージ) で偽サイトに誘導し、IDやパスワードなどの情報を盗んだり、マルウェアに感染させたりする手口のことを指します。最新の手口は「フィッシング対策協議会」のwebサイトで概観できます。



References



 

〈この記事を書いた人〉

大築匡

全国大学生活協同組合連合会広報調査部。


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