●留学生との交流から留学へ
私は大学1年生のころから国際交流ボランティアに参加し、留学生が身近な環境にいます。この国際交流ボランティアを通して、海外で実際に生活してみたい、今まで留学生と交流してきた自分の英語力がどこまで通じるのか挑戦したいと思い、1ヶ月間オーストラリアに留学もしました。留学中も、たくさんの人や文化、価値観に出会い、自分の視野が広がったと思います。
●普段の何気ない会話
そんな環境にいる私にとって、一番の楽しみは普段の会話です。留学生の友達と一緒にどこかに行くことももちろん楽しみではあるのですが、普段の何気ない会話に魅力を感じています。印象に残っているエピソードとして、ここでは、イタリア人留学生との会話を紹介します。
あるとき、イタリア人留学生と一緒に某イタリアンレストランに行きました。イタリア人は自国の食文化を誇りに思っている人が多いようで、食には厳しいです。日本人にとっては、手軽にイタリア料理を食べられるお店なのでかなり評価は高く、もちろん料理自体もおいしいと思う人が大半だと思います。しかし、本場のイタリアで生まれた彼らのお口には合わないそうで、「should be illegal to go to XXX so many times」、「何回もXXX (レストラン名) に行くことは違法にするべきだ」と言うほどです。
そのうえ、日本語のテストで「日本で一番がっかりだったことは何か?」の答えに、そのレストラン名を書いたとも言っていました。そこまで言うなら本場のイタリア料理を食べにいくしかないと思い、4年生の夏にイタリアに行くことを計画しています。そのときは、彼らにおいしい店に連れて行ってもらおうと思います。
●留学生との交流は自分の視野を広げてくれる
留学生との交流は、語学力だけでなく価値観や異文化意識などさまざまな気付きを与えてくれます。彼らとの出会いは一生ものであり、大学生活が終わっても社会人になっても、きっと関わりは続いていきます。大学は4年間しかありません。留学生との交流はあなたの視野を広げてくれるでしょう。
〈この記事を書いた人〉
りょーた
中京大学現代社会学部3年。国際交流ボランティアに所属し、1ヶ月オーストラリアに留学。留学に行った際、ホストマザーに名前を最後まで覚えてもらえませんでした。「りょうた」って、発音しにくいみたいです。